DAY 4
でこうじ
8:30
──朝8時
藁薦(わらこも)をめくった瞬間の安堵感と達成感。
昨晩よりも、ぐっと菌糸が伸びて、見事な華を咲かせた、完熟の麹に胸をなで下ろします。
「四日こうじ」は私たちが造り出すものではなく、麹が気持ちよく育つかどうか。そのために温度と湿度の管理を徹底しつつ、ひたすら麹を信じ待ち続ける。原料は、麹菌と米と職人の想いのみ。そこに四日間という時間をかけることで生まれる「四日こうじ」、ようやく完成です。
EPILOGUE
塩こうじに、甘酒。ブームになったのをきっかけに、麹をはじめとする発酵食品が話題になることが増えました。
ずっと裏方だった「麹」たちが、ようやく注目され、新しい世界を広げつつあることは、今こそ、麹の力が本当に必要だからではないでしょうか。
ですが、創業から約220年を迎える「高善商店」では、ブームになるずっとずっと前から麹の良さを知り、暮らしに取り入れ、生活に豊かさを感じてきました。
穏やかに、和やかに、ゆるやかに。
麹職人が四日間育てて作る「四日こうじ」が、暮らしを変えてくれるかもしれません。麹を選ぶことで、みらいを変えてみませんか。