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高善商店について

創業から200有余年、麹づくりに取り組んで100有余年。
江戸後期に魚屋(五十集屋)としてはじまり、明治中期から麹屋を商いとして高善商店は今に至ります。
日本人に寄り添って千年以上ともいわれている麹。 その麹づくりを続ける一方で、時代の流れを読み、新たな製品を生み出しながら、人々の暮らしに本物を届けています。
昔を知ることで新しい世界が広がる「温故知新」の心を大切に、高善商店は歩み続けています。

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創業1797(寛政9)年
歴史を伝える赤レンガの麹室

海沿いの街で育った初代が始めた商売は、「五十集屋(いさばや)」と呼ばれる魚屋。仙台藩御用達の水産物を扱っていた他、食料品や日用品も販売していたと伝えられています。いつの頃からか麹づくりも手がけ、「中町の麹屋」と呼ばれる様になりました。

その後、麹づくりを本格化させたのは、現代表の曽祖父に当たる善之助。函館の商社で勤めた後、ふるさとの江刺に戻り、1896(明治29)年に赤レンガの麹室(こうじむろ)を建てました。若かりし日に見た函館の町並みの思い出が、赤レンガの麹室には映し出されているのかもしれません。そして、善之助の孫・善朗が、屋号を「高善商店(たかぜんしょうてん)」と改め、今日も麹をつくり継けています。

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季節を感じながら
暮らしに寄り添う

「山吹の花が咲く頃に仕込めば、山吹色のいい味噌になる」。
5月になると、山間の農家さんからお世話人が集めてきた豆と米を預かり、味噌を仕込む忙しい時期が春。外気温に左右されやすい夏は、麹づくりをひと休みして、秋になればまた忙しさが増します。それは、稲刈りを終えた農家さんが、米と麹を交換するために訪れるから。冬は神社の初詣に合わせて、甘酒を用意。人々が互いに季節の実りを分け合い、1年を豊かに過ごしてきました。

第二次世界大戦中の食糧難だった時代には、ますます重宝された甘酒。貴重だった砂糖の代わりに、甘いものを求めて多くの人が麹を買いに訪れたことも。味噌、醤油、甘酒、どぶろく。まさに、人々の暮らしと楽しみを陰ながら支えてきたのが麹です。

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物々交換の時代から
生活に密着したおつきあい

昔から高善商店では客の米と麹を物々交換する「賃加工」が行われてきました。店に残る古い看板には戦時中の物で「岩手県主要食糧賃加工業営業届済 責任者 高橋善之助」と記されています。

戦中戦後、政府は闇米とどぶろくの醸造を厳しく取り締まり、昭和30年代まで税務署が販売台帳と麹板の枚数を細かく照合したといいます。

春先、味噌造りの時期が近づくと馴染みの客が訪れ、その年の仕込みについて話に花を咲かせていたと聞きます。

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温故知新と
時代を見つめる目

高善商店で漬物販売に取り組んだのは、1983(昭和58)年から。スーパーや小売店での商品展開が進み、1993(平成5)年には漬物製造の本格的な工場を設立。販路拡大を目指す一方で、地元店が次々閉鎖するなど、時代は大きく変化していきます。

そんな中、現代表取締役・高橋眞平が大切にしたのは「温故知新」。 世の中が変わっても食の原点である麹は、人々の暮らしからは無くならないとの想いに至り、塩こうじや甘酒などがブームになる前夜から、自社の麹で作った製品に力を注いできました。

時代の風がどちらに向いて吹いているのか、よく見つめる目こそが高善商店の製品づくりに欠かせません。

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人々が求める原点回帰
今こそ麹が必要な時

健康でありたい、日々の生活を大切にしたい。 そう願う人がますます増えています。でも、世の中にあふれている華やかな食べ物では、満たされない体と心。そのバランスを元に戻す救世主として、昔ながらの麹に今、注目が集まっています。

国菌(日本の菌)として認められ、千年以上も前から、日本人の食生活に関わってきた麹。その長い歴史こそが、麹と日本人との相性の良さの証ともいえるでしょう。

日本の環境、風土、人に無理をかけない、サスティナブルな社会のためにも、麹の力を信じ、麹の良さを伝えていくことこそが、高善商店の目指すところです。

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岩手県・江刺の地で商売を始めて200有余年。
麹づくりに専念して100有余年。
北上川流域の肥沃な土地が作り出す良質な米、そして代々受け継いできた製法で、真面目に実直に今日まで麹屋を続けております。
時流のなかで、長く商いを続けることは難しいものですが、なぜか麹屋は元気で長生きさせていただいております。「麹菌」が心と体の中に住み着いているからでしょうか。
日本の食の安全、安心そして食育が叫ばれる今、再び麹屋に注目が集まり、みなさまの食卓へ潤いをお届けできることをうれしく思っております。麹づくりを基本に、甘酒や塩こうじ、味噌や漬物など、岩手の旬の食材を大切に、老舗としての志を高く、これからも精進してまいります。

代表取締役・高橋眞平

会社名有限会社 高善商店
創業寛政9年(1797年)
設立昭和62年(1987年)5月1日
資本金1,000万円
本社所在地〒023-1113 岩手県奥州市江刺区中町3番20号
営業本部〒023-1102 岩手県奥州市江刺区八日町一丁目8番15号
tel0197-35-1279
fax0197-35-3116
役員高橋 眞平(代表取締役)
高橋 静枝(専務取締役)
高橋 侑大(常務取締役)
販売品目米麹
味噌
調理浅漬
各種漬物全般